2014.05.31 Saturday
いざ、Shibuya Crossingへ!
今日渋谷と青山の間くらいで外国人のお二人に声をかけられた。Shibuya Crossingはどこですか。英語で。二人は渋谷のスクランブル交差点を探していたのだ。しかしあまりに遠すぎて言葉で説明できない。どうせ駅に向かうからと一緒に行くことにした。
お二人はアメリカから来たパトリックさんとジーナさん。ガイドやYouTubeにもよく出てくる渋谷の交差点をぜひ見たいとのことだった。あの交差点が世界的に有名らしいとは聞いていたが本当にそうなんだと驚き。それよりも自分の英語が大変あやふやで日本語からイタリア語、そこから英語に変換している。脳みそが大混乱。
スクランブル交差点まで線路を挟んだこちら側というところまで来て、あそこがそうだよと指をさす。髪の黒い日本人たちが左右から渡っており、改めて見ると気持ち悪い混雑ぶりである。
交差点まで来てこれからどうしたいか聞いて見てたら、まずここで見てみるという。確かに、見たいし、渡りたいし、あの混乱に巻き込まれたいだろう。気をつけてね!よい旅を!とお別れする。なかなかおもしろい体験だった。
お二人はアメリカから来たパトリックさんとジーナさん。ガイドやYouTubeにもよく出てくる渋谷の交差点をぜひ見たいとのことだった。あの交差点が世界的に有名らしいとは聞いていたが本当にそうなんだと驚き。それよりも自分の英語が大変あやふやで日本語からイタリア語、そこから英語に変換している。脳みそが大混乱。
スクランブル交差点まで線路を挟んだこちら側というところまで来て、あそこがそうだよと指をさす。髪の黒い日本人たちが左右から渡っており、改めて見ると気持ち悪い混雑ぶりである。
交差点まで来てこれからどうしたいか聞いて見てたら、まずここで見てみるという。確かに、見たいし、渡りたいし、あの混乱に巻き込まれたいだろう。気をつけてね!よい旅を!とお別れする。なかなかおもしろい体験だった。
2014.05.30 Friday
杉本鉞子「武士の娘」を読みました。
杉本鉞子著
大岩美代訳
「武士の娘」
ちくま文庫
この本を読み終えたのは半年くらい前なんだけれど、まだときどきこの本に書かれていることを思い出していつの間にか長い時間考えたりしている。
「武士の娘」は物語ではなく、杉本鉞子自身が自分のことを書いている。しかも英語で書いている(読んでいるとそれは感じない)。それを日本語に訳している本なのだ。まずはその不思議に驚く。武士の娘だといっているのに英語で読み書きしている。つまりそれくらいこの人の人生が不思議で波乱に飛んでいるということだったのだ。
この本には江戸時代が終わったくらいから、明治、大正、昭和のことが書かれている。時代そのものについても書いてあるし、変遷もあるし、日本の習慣(すっかり変わっていることも、まだ同じことも)も書いてあるし、アメリカの生活、自分の家族のこともたくさん書いてある。
ときにこれはミステリではないかと思うこともあった。それは自分のおばあさまのことで、新潟のおうちに同居していたおばあさまは本当はひいおばあさまだったという話。これには江戸の終わりの悲しい歴史が隠されていて、人間の憎悪の恐ろしさを思い知ることになる。
また普遍のテーマ、父子の確執についても書いている。まるでドラマのようであった。自分にこんな兄がいたらどうだろうか、賛同できるであろうかとかいろいろ考えさせられる。白い犬の話、出雲大社の縁結びの話、時間がたっても心に残っている話がたくさんある。
この本の中で杉本鉞子はアメリカでとても悔しい思いをしている。それは差別的なことであったり、うまくいかないこともたくさんあった。しかしそのあたり思いの丈を語っていない。実にさらりとそういう思いをしたこともあったと書いているだけなのである。それが日本人だからなのか彼女だからなのか私には区別がつかなかった。ただそう書いているだけかもしれない。しかしこれ日本の女性の形なのかもしれない、たとえそれが理想だとしても、そういう気持ちをしまっておける場所を心の中に持っているということなのかと思った。
もっとこの人のことを知りたくなる。
大岩美代訳
「武士の娘」
ちくま文庫
この本を読み終えたのは半年くらい前なんだけれど、まだときどきこの本に書かれていることを思い出していつの間にか長い時間考えたりしている。
「武士の娘」は物語ではなく、杉本鉞子自身が自分のことを書いている。しかも英語で書いている(読んでいるとそれは感じない)。それを日本語に訳している本なのだ。まずはその不思議に驚く。武士の娘だといっているのに英語で読み書きしている。つまりそれくらいこの人の人生が不思議で波乱に飛んでいるということだったのだ。
この本には江戸時代が終わったくらいから、明治、大正、昭和のことが書かれている。時代そのものについても書いてあるし、変遷もあるし、日本の習慣(すっかり変わっていることも、まだ同じことも)も書いてあるし、アメリカの生活、自分の家族のこともたくさん書いてある。
ときにこれはミステリではないかと思うこともあった。それは自分のおばあさまのことで、新潟のおうちに同居していたおばあさまは本当はひいおばあさまだったという話。これには江戸の終わりの悲しい歴史が隠されていて、人間の憎悪の恐ろしさを思い知ることになる。
また普遍のテーマ、父子の確執についても書いている。まるでドラマのようであった。自分にこんな兄がいたらどうだろうか、賛同できるであろうかとかいろいろ考えさせられる。白い犬の話、出雲大社の縁結びの話、時間がたっても心に残っている話がたくさんある。
この本の中で杉本鉞子はアメリカでとても悔しい思いをしている。それは差別的なことであったり、うまくいかないこともたくさんあった。しかしそのあたり思いの丈を語っていない。実にさらりとそういう思いをしたこともあったと書いているだけなのである。それが日本人だからなのか彼女だからなのか私には区別がつかなかった。ただそう書いているだけかもしれない。しかしこれ日本の女性の形なのかもしれない、たとえそれが理想だとしても、そういう気持ちをしまっておける場所を心の中に持っているということなのかと思った。
もっとこの人のことを知りたくなる。
2014.05.29 Thursday
「白雪姫には死んでもらう」を読みました。
ネレ・ノイハウス著
「白雪姫には死んでもらう」
創元推理文庫
解説にもあるようにドイツ文学が次第に盛り上がってきている。私もヨーロッパのミステリに目を向けるようになってドイツの作品を読むようになった。ヨーロッパの作品はどれもお国柄が出ていて好きなんだ。例えば飲み物、例えば景色、例えば地名。
この物語はたいへん長い。登場人物も膨大だ(おかげで登場人物紹介ページを何度も見ることに)。一つの村の10年前と今を語る物語だから広さと深みがあり、読んでいくうちに次第に立体的に、構造的に組み立てられていく。それとは別に捜査している警察官、刑事たちの物語も進行しているから、高層ビルの中を登ったり降りたりしてページは使われていく。
しかし400ページを答えたところでいきなり謎解きが始まる。読んでいる人にはそこでまず誰が犯人か分かるのだ。正確にはすべての事件の犯人はひとりではなく、大小の犯罪が鮭の筋子のようにくっついて全体をなしているのだけれど、まずどこからほぐしていけばいいのかがわかっていく。これまでの登山の山道は読む者にとっては退屈なものだったが、山の頂を超えると転げ落ちるように一気に地上に降りてくる。
なかなかおもしろかった。ピア&オリヴァーはシリーズになっているようだから他のも読んでみたい。
「白雪姫には死んでもらう」
創元推理文庫
解説にもあるようにドイツ文学が次第に盛り上がってきている。私もヨーロッパのミステリに目を向けるようになってドイツの作品を読むようになった。ヨーロッパの作品はどれもお国柄が出ていて好きなんだ。例えば飲み物、例えば景色、例えば地名。
この物語はたいへん長い。登場人物も膨大だ(おかげで登場人物紹介ページを何度も見ることに)。一つの村の10年前と今を語る物語だから広さと深みがあり、読んでいくうちに次第に立体的に、構造的に組み立てられていく。それとは別に捜査している警察官、刑事たちの物語も進行しているから、高層ビルの中を登ったり降りたりしてページは使われていく。
しかし400ページを答えたところでいきなり謎解きが始まる。読んでいる人にはそこでまず誰が犯人か分かるのだ。正確にはすべての事件の犯人はひとりではなく、大小の犯罪が鮭の筋子のようにくっついて全体をなしているのだけれど、まずどこからほぐしていけばいいのかがわかっていく。これまでの登山の山道は読む者にとっては退屈なものだったが、山の頂を超えると転げ落ちるように一気に地上に降りてくる。
なかなかおもしろかった。ピア&オリヴァーはシリーズになっているようだから他のも読んでみたい。
2014.05.28 Wednesday
鎌倉のキッシュ&サンドイッチ(断片)。
この間鎌倉で入ったカフェで食べたもの。
だんなさんはキッシュのランチ。
私はサンドイッチなんだけど全然写ってない。
久しぶりに写真を撮ったからなんかうまくいかない。
それも全部ひっくるめての鎌倉。
だんなさんはキッシュのランチ。
私はサンドイッチなんだけど全然写ってない。
久しぶりに写真を撮ったからなんかうまくいかない。
それも全部ひっくるめての鎌倉。
2014.05.27 Tuesday
トライアスロンは海水、プール3
今日は50分。ロキソニンのおかげで肩痛もおさまって、泳げるようになりました。普段そんな泳いでないくせに泳げなくなると一気に悲観的になってしまう。二度とこんなことが起きませんように。
この間海で泳ぐのとプールで泳ぐのの違いを説明しようとしたが、うまい例えが見つからない。なぜそんな話になったのかというと、走る友達と食事をして、私は泳ぐ人であって、やはりそこで融合するのはトライアスロンかという話になって、そこで水の違いの話になったのだ。これは引き続き検討。
この間海で泳ぐのとプールで泳ぐのの違いを説明しようとしたが、うまい例えが見つからない。なぜそんな話になったのかというと、走る友達と食事をして、私は泳ぐ人であって、やはりそこで融合するのはトライアスロンかという話になって、そこで水の違いの話になったのだ。これは引き続き検討。
2014.05.26 Monday
タコになって編むのが夢。
今日は風のある一日だった。少し暑いような、でも風が当たるとちょっと寒いような不思議な感じだった。家事の合間に編んで、編み物クラスにいってまたひたすら編んで、帰ってきてまた編む。いつも先生に違うものを見てもらえるようにと思うと、編む速度にも力が入る。
今はブランケット(停滞中)、ワンピース(鋭意進行中)、ネックウォーマー(徐々に進行中。今半分)、展覧会作品(もったいないからちびちび進行中)。
頭の中にはやりたいこといっぱいある。タコになりたい。
今はブランケット(停滞中)、ワンピース(鋭意進行中)、ネックウォーマー(徐々に進行中。今半分)、展覧会作品(もったいないからちびちび進行中)。
頭の中にはやりたいこといっぱいある。タコになりたい。
2014.05.25 Sunday
「一原有徳 1910−2010 版ー無限の可能性」を観て来ました。
今日は神奈川県立近代美術館に「一原有徳 1910−2010 版ー無限の可能性」を見に行ってきました。鎌倉は例のごとく激混みでしたが、美術館は少人数で快適でした。
この先生は100歳で亡くなったんですが、版画を始めたのが40代後半で遅咲きの版画家なんです。郵便局員として勤める傍らの芸術活動、また登山家でもあり、俳句も詠むという多岐にわたる文化人です。
これまで何度か一原先生の作品は見たことがあって、迫力があり、力強さで圧倒され、はみ出し感が半端ないという印象でした。
今回の作品は小さなものがたくさんあり、これまでの印象とはまた違った一面を見せてもらいました。それは試行錯誤だったり、実験の足跡のように感じました。
今回感じたことは二つあって、ひとつは立体感。これが本当に版画なのかと目を疑うほどでした。もう一つは色です。この色を一体どうやって作り出しているのかが不思議でたまりませんでした。色を混ぜているには透明感がありますし、透明でいて深みがあるのです。しかし色についての説明や解説はなく、謎のままです。
自分のことを引き合いに出すのはたいへん失礼ですが、今回わかったことがあります。私はゴム版画をするときは自分で絵の具を混ぜて使います。消しゴムハンコの人は市販のスタンプを使うようです。これまでゴム版画と消しゴムハンコの境目がどんなものなのか分からなかったのですが、色の素材がそれを分ける理由の一つではないかと思ったんです。自分の色を作り出して作品に使う。それが芸術に近づけるための努力の一つのように思います。
また遅咲きの一原先生に大きな勇気をもらいました。私がどこまでなにができるかわかりませんが自分のできることやり続けます。
この先生は100歳で亡くなったんですが、版画を始めたのが40代後半で遅咲きの版画家なんです。郵便局員として勤める傍らの芸術活動、また登山家でもあり、俳句も詠むという多岐にわたる文化人です。
これまで何度か一原先生の作品は見たことがあって、迫力があり、力強さで圧倒され、はみ出し感が半端ないという印象でした。
今回の作品は小さなものがたくさんあり、これまでの印象とはまた違った一面を見せてもらいました。それは試行錯誤だったり、実験の足跡のように感じました。
今回感じたことは二つあって、ひとつは立体感。これが本当に版画なのかと目を疑うほどでした。もう一つは色です。この色を一体どうやって作り出しているのかが不思議でたまりませんでした。色を混ぜているには透明感がありますし、透明でいて深みがあるのです。しかし色についての説明や解説はなく、謎のままです。
自分のことを引き合いに出すのはたいへん失礼ですが、今回わかったことがあります。私はゴム版画をするときは自分で絵の具を混ぜて使います。消しゴムハンコの人は市販のスタンプを使うようです。これまでゴム版画と消しゴムハンコの境目がどんなものなのか分からなかったのですが、色の素材がそれを分ける理由の一つではないかと思ったんです。自分の色を作り出して作品に使う。それが芸術に近づけるための努力の一つのように思います。
また遅咲きの一原先生に大きな勇気をもらいました。私がどこまでなにができるかわかりませんが自分のできることやり続けます。
2014.05.24 Saturday
仏壇屋さんの白い猫。
商店街に仏壇屋さんがある。そこで猫を飼っていることは知っていた。今日前を通ると白い猫。しっぽがお団子くらいしかない。近寄ってみると近寄ってきた。触っても大丈夫そう。体をすり寄せてきてかわいい。木で爪を研いだらまた近寄ってきて小さく鳴いた。なんて甘え上手な猫。人間もこうして上手に甘えられたらもうちょっと違う社会になっていたかもしれないと思ってしまった。またいつかね。
2014.05.22 Thursday
今年もがんばる。
今日からまた作ることの楽しさと苦しさを味わう日々が始まった。去年の晩秋&初夏も同じような制作に取り組んでいた。甘えた気持ちが見事に砕け散ったあとは計画を立て肩こりをメンテナンスしながらひたすら編む生活だった。今年はまだ試作の第二段階というレベル。締め切りは決まっている。遅れないように進みすぎないように編んでいきたい。進み過ぎると緊張感がなくなる。納得の行くものを作り上げる決意。
2014.05.21 Wednesday
雨の中の毛糸たち。
昨日から雨。お昼に決意して雨の中出かける。毛糸を買い込む。行くたびに新しい毛糸(季節的に綿の夏糸)が増えていて心奪われる。毛糸のことを考えている時だけは嫌なことをまったく思い出さない。これは素晴らしい発見だ(正確には再発見だろう)。
雨の中お店を出る。なにか食べようかと街をさまようが今ひとつ心ときめくところがない。そうこうしているうちに午前中にうちで調べた手芸の問屋の前を通りかかる。5階建てのワンダーランドだ。コインロッカーまである(荷物を入れてほしいらしい。お店の中が狭いからだろう)。がま口の金具を購入。自宅に帰ってがま口ポーチの続きを作り始めると止まらなくなる。がま口屋を始めようかな。3つめのがま口ポーチは編みもので。
雨の中お店を出る。なにか食べようかと街をさまようが今ひとつ心ときめくところがない。そうこうしているうちに午前中にうちで調べた手芸の問屋の前を通りかかる。5階建てのワンダーランドだ。コインロッカーまである(荷物を入れてほしいらしい。お店の中が狭いからだろう)。がま口の金具を購入。自宅に帰ってがま口ポーチの続きを作り始めると止まらなくなる。がま口屋を始めようかな。3つめのがま口ポーチは編みもので。
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