2013.01.31 Thursday
腕時計をするようになりました。
数日前から腕時計をするようになった。うちの中でも。これまで外にいるときはお店の時計を探したり、一緒にいる人に聞いたりして、自由人を気取っていた。しかしここ数日忙しくなってきて自分の生きている生活の中の時間を管理したい、いやせねばというふうに思うようになった。というわけで腕時計。自動巻きなので一晩置いておくと止まってしまう。時計は自分をしばるものだと思っていたけれど今は友達。
2013.01.30 Wednesday
「整形前夜」「羆嵐」を読みました。
最近用事のある日とまったくなにもない日が交互にあって、いい感じで緩急のある毎日になっている。なんか面白い毎日。
穂村弘著
「整形前夜」
講談社文庫
いつものような暗く楽しいエッセイかと思ったら、そういうのの合間に真面目な話が挟まっている。それが日頃モヤモヤと思っていたことだったりして、それが言語化されていて驚いた(「共感と驚異」のところ)。この人は、いや文学的世界に生きている人は、感情の霧の部分を人間の言葉にできるのだなと知った。これは大きな発見だ。言葉にできないときはそういう人に頼んで言葉にしてもらおうか。というわけで、穂村弘をかなり見直した。
吉村昭著
「羆嵐」
新潮文庫
羆嵐(ひぐまあらし)とはクマをしとめたあとに吹き荒れる嵐のこと。物語の終わりにこの話が出てくるんだけれど、このタイミングでのこの逸話、ぞーっとする。クマを追い、クマをしとめ、クマを運び、クマを解体し、クマを食う。クマという野生動物の生息領域に勝手に入ってきた人間の行動。人と、マタギと、アイヌ。クマに対する考え方は微妙に違う。もっと知りたくなる。
それにしてもとうとう読んでしまった吉村昭。なんて上手なんだ。巻末に他の本も紹介されていてまるで松本清張や三島由紀夫のときのような興奮を覚える。戦争の話は好きじゃないから「漂流」とか「桜田門外ノ変」とか読んでみたい。
穂村弘著
「整形前夜」
講談社文庫
いつものような暗く楽しいエッセイかと思ったら、そういうのの合間に真面目な話が挟まっている。それが日頃モヤモヤと思っていたことだったりして、それが言語化されていて驚いた(「共感と驚異」のところ)。この人は、いや文学的世界に生きている人は、感情の霧の部分を人間の言葉にできるのだなと知った。これは大きな発見だ。言葉にできないときはそういう人に頼んで言葉にしてもらおうか。というわけで、穂村弘をかなり見直した。
吉村昭著
「羆嵐」
新潮文庫
羆嵐(ひぐまあらし)とはクマをしとめたあとに吹き荒れる嵐のこと。物語の終わりにこの話が出てくるんだけれど、このタイミングでのこの逸話、ぞーっとする。クマを追い、クマをしとめ、クマを運び、クマを解体し、クマを食う。クマという野生動物の生息領域に勝手に入ってきた人間の行動。人と、マタギと、アイヌ。クマに対する考え方は微妙に違う。もっと知りたくなる。
それにしてもとうとう読んでしまった吉村昭。なんて上手なんだ。巻末に他の本も紹介されていてまるで松本清張や三島由紀夫のときのような興奮を覚える。戦争の話は好きじゃないから「漂流」とか「桜田門外ノ変」とか読んでみたい。
2013.01.29 Tuesday
定理を利用せよ。
1月が終わりそうっていうのもあるけれど、2月や3月の話がどんどん出てくる。時間が早くなっていくような気がする。ちょっといいことのような気がする。
読書。とうとう羆が襲ってきた。女しか食わないそうだ。むやみに鉄砲で撃ってもだめらしい。一発で仕留めないと倒せないと。続きが読みたい。しかし夕飯を作らねば。
三角形と円と角度は難しい。定理を利用せねば。脳みそのサビが落ちて行く音がする。
読書。とうとう羆が襲ってきた。女しか食わないそうだ。むやみに鉄砲で撃ってもだめらしい。一発で仕留めないと倒せないと。続きが読みたい。しかし夕飯を作らねば。
三角形と円と角度は難しい。定理を利用せねば。脳みそのサビが落ちて行く音がする。
2013.01.28 Monday
やればできる。
今日は時間を区切っててきぱきと家事や買い物を済ます。私もやればできるのだ。
だが本を読む時間がなかった。
浮気で編んだ帽子ができてしまった。次に何を編むか検討せねば。やはり手袋か。いやその前に目標を達成せねば。
だが本を読む時間がなかった。
浮気で編んだ帽子ができてしまった。次に何を編むか検討せねば。やはり手袋か。いやその前に目標を達成せねば。
2013.01.27 Sunday
編み物浮気中。
靴下を編んでいてちょっと現実逃避したくなって帽子を編み始めたら(こういうときに種類の違う編み棒があると便利)楽しくなってそっちができてしまいそうだ。来月知り合いの人に赤ちゃんが生まれるんだけど、男の子か女の子かわからない。両方の色を準備できそうな勢いになってきた。肩こりに注意しつつ編み物に熱中したい。ここ数ヶ月自分のお小遣いは本と毛糸になってきた。今ほしいのはこの本。
2013.01.26 Saturday
映画「96時間」を観てきました。
今日は川崎に映画「96時間」を見に行って来ました。小さい部屋だったけれど、割引の日でもないのに結構埋まってた。いいことだ。
感想としては、もうちょっと工夫がほしかった。見つかりそうで見つからないとか、つかまりそうでつかまらないとか、使い古された感じで。悪いやつが思いっきり悪いというほどじゃなくてこれも対決をゆるくしていた。最近のアメリカ映画はちょっと手ぬるい感じ。洋服ももうちょっとかっこよくてもいいかも。
感想としては、もうちょっと工夫がほしかった。見つかりそうで見つからないとか、つかまりそうでつかまらないとか、使い古された感じで。悪いやつが思いっきり悪いというほどじゃなくてこれも対決をゆるくしていた。最近のアメリカ映画はちょっと手ぬるい感じ。洋服ももうちょっとかっこよくてもいいかも。
2013.01.25 Friday
はじまりと、限界と、おわり。
今日も朝から天気が良くて、もしかして春が、なんて油断がとことこやってくる。まだ1月。
昨日イタリア語の秋冬の授業が終わった。今回はほんとにしんどかった。終わってみれば事実と経験と成長が残っているのだけれど、やはりその過程はつらかった。なんでこんなことになってしまったのか、いつそのレールを外れてしまったのかは今となってはわからない。気がつくと遠くにそれてしまっていた。
今思うとそれが当たり前になりすぎていて、この負の連鎖を断ち切るという思考もなく、ずっとこれは続くもんだと思っていた。きっと体罰とか制裁を日常的に受けている人も同じような気持ちなんだと思う。終わらない。ずっと続く。自分がやめれば抜け出せるのだけれど。
とある一人の年配の生徒がいて、その人は最年長で最古参。存在感もある。先生もその人に気を使っていた。何年も授業を重ねてきて、その人の発言力が大きくなっていたようだ。先生の授業内容に反論を唱えるようになった。私は先生が予定通りに進めているように思えていた。私は授業についていくのに必死だったので、それがいいとか悪いとかいうレベルにも達していなかった。その生徒はときに先生に文句をつけるようになった。既にやったことは必要ない、予定通りに先生が授業をしていないと授業中に批判するようになった。先生も不満が明確になってきて、悩みが深くなったようだった。
先生は人を悪くいったりする人じゃないし、先生という立場というとらえ方ではなく、生徒を顧客ととらえている考え方の人だった。これを知ったときには私はかなりの衝撃だったけれど、先生が経験上つかんだ考え方なのかもしれない。
今年の冬、決定的なことが起きた。授業の前にその生徒が他の生徒に先生の批判を長々と話し始めた。なぜ先生がダメなのか、自分の立場、授業内容に対する批判。それは偏見でもあり、その人の持論でもあり、最終的にはわがままだった。
こんなひどいことを考えながら授業を受けているのかと思うと私は唖然とした。いやならやめればいいと思うのは私にも同じことで、もしそういわれたら反論できない。しかし、公然と批判するのなら先生に聞いてもらいたいと思い、私は授業が始まってこのことを話した。教室は凍りつき、緊張が走る。その人は私を批判し始めた。先生は何が起きているかすぐに分かったようで、本人と話し始めた。二人は授業のやり方について話し始めた。
このやり取りは初めてじゃない。実は多分ずっと前からもうこのクラスはおかしくなっていて、それに気がついていなかった。授業の方針は先生が決めるもので、それは生徒が文句をつけるもんじゃない。やってほしいことを伝えるのは自由で、でもそれを実際に採用してくれるかどうかは先生が決めることだと思う。それに気づかず、先生もその生徒に気を使っていろいろとやり方を変えてくれていた。それがどんどん悪い方に出てしまっていた。きっと外から見えていたらわかっていただろうにと今となっては思う。
二人の議論はだんだん激しくなっていったけれど、なんとか終わったようだった。その後は普通の授業に戻った。私の興奮も収まっていき、授業はいつものように終わった。私は自分が怖かった。なんでいってしまったんだろうという気持ちもあるし、いわずにおれなかったという気持ちもある。これ以上我慢できない、これ以上こんな異常な授業を受けられない。これが限界だったんだ、きっと。と思うようにした。
他の生徒たちは授業が終わって私を励ましてくれた。先生も励ましてくれた。しかし、次の授業からどうなるかということも私は怖かった。やはりプライドの高そうな人、また何か起きるのではないかという恐れがあった。
しかしその人はもう来なくなった。1月に入っても来なくなった。そして最終日も来なかった。すべては終わった。
このお天気にすべてを消毒してもらって、今日という一日を楽しく心地よくすごそう。昨日の復習もしたいし、運動もしたい。
昨日イタリア語の秋冬の授業が終わった。今回はほんとにしんどかった。終わってみれば事実と経験と成長が残っているのだけれど、やはりその過程はつらかった。なんでこんなことになってしまったのか、いつそのレールを外れてしまったのかは今となってはわからない。気がつくと遠くにそれてしまっていた。
今思うとそれが当たり前になりすぎていて、この負の連鎖を断ち切るという思考もなく、ずっとこれは続くもんだと思っていた。きっと体罰とか制裁を日常的に受けている人も同じような気持ちなんだと思う。終わらない。ずっと続く。自分がやめれば抜け出せるのだけれど。
とある一人の年配の生徒がいて、その人は最年長で最古参。存在感もある。先生もその人に気を使っていた。何年も授業を重ねてきて、その人の発言力が大きくなっていたようだ。先生の授業内容に反論を唱えるようになった。私は先生が予定通りに進めているように思えていた。私は授業についていくのに必死だったので、それがいいとか悪いとかいうレベルにも達していなかった。その生徒はときに先生に文句をつけるようになった。既にやったことは必要ない、予定通りに先生が授業をしていないと授業中に批判するようになった。先生も不満が明確になってきて、悩みが深くなったようだった。
先生は人を悪くいったりする人じゃないし、先生という立場というとらえ方ではなく、生徒を顧客ととらえている考え方の人だった。これを知ったときには私はかなりの衝撃だったけれど、先生が経験上つかんだ考え方なのかもしれない。
今年の冬、決定的なことが起きた。授業の前にその生徒が他の生徒に先生の批判を長々と話し始めた。なぜ先生がダメなのか、自分の立場、授業内容に対する批判。それは偏見でもあり、その人の持論でもあり、最終的にはわがままだった。
こんなひどいことを考えながら授業を受けているのかと思うと私は唖然とした。いやならやめればいいと思うのは私にも同じことで、もしそういわれたら反論できない。しかし、公然と批判するのなら先生に聞いてもらいたいと思い、私は授業が始まってこのことを話した。教室は凍りつき、緊張が走る。その人は私を批判し始めた。先生は何が起きているかすぐに分かったようで、本人と話し始めた。二人は授業のやり方について話し始めた。
このやり取りは初めてじゃない。実は多分ずっと前からもうこのクラスはおかしくなっていて、それに気がついていなかった。授業の方針は先生が決めるもので、それは生徒が文句をつけるもんじゃない。やってほしいことを伝えるのは自由で、でもそれを実際に採用してくれるかどうかは先生が決めることだと思う。それに気づかず、先生もその生徒に気を使っていろいろとやり方を変えてくれていた。それがどんどん悪い方に出てしまっていた。きっと外から見えていたらわかっていただろうにと今となっては思う。
二人の議論はだんだん激しくなっていったけれど、なんとか終わったようだった。その後は普通の授業に戻った。私の興奮も収まっていき、授業はいつものように終わった。私は自分が怖かった。なんでいってしまったんだろうという気持ちもあるし、いわずにおれなかったという気持ちもある。これ以上我慢できない、これ以上こんな異常な授業を受けられない。これが限界だったんだ、きっと。と思うようにした。
他の生徒たちは授業が終わって私を励ましてくれた。先生も励ましてくれた。しかし、次の授業からどうなるかということも私は怖かった。やはりプライドの高そうな人、また何か起きるのではないかという恐れがあった。
しかしその人はもう来なくなった。1月に入っても来なくなった。そして最終日も来なかった。すべては終わった。
このお天気にすべてを消毒してもらって、今日という一日を楽しく心地よくすごそう。昨日の復習もしたいし、運動もしたい。
2013.01.24 Thursday
電車読書。
昨日でかけた先がちょっと遠かったので本を2冊持っていく。読みかけの穂村弘。面白かった。読みながら笑っちゃった。ときどきすごく真面目なことが書いてあったりもして、だんだん緩急が上手になってきている気がする。行きで読み終えて、帰りは吉村昭「羆嵐」を取り出して読み始める。落差だ。ぬくぬくパラダイスから豪雪極寒地帯にやってきたようだ。文体も固く、舞台も寒い、羆怖い。札幌でヒグマの目撃情報がしきりに出される意味がわかった。怖いけど続きを読みたい。
2013.01.23 Wednesday
おつりのレバー。
本日の報告は初つけ麺。これが本当のつけ麺なのかどうかは疑問だが、お昼ごはんとしてはおいしかったし、お腹もいっぱいで満足した。最初に食券を買うとか、おつりをレバーで出すとか、新鮮な体験の連続だった。
だんだん私の2013年が動き出してきた。少しでも進めばその先の景色が見えてくる。海が見えるまで行ってみよう。
だんだん私の2013年が動き出してきた。少しでも進めばその先の景色が見えてくる。海が見えるまで行ってみよう。
2013.01.22 Tuesday
きんぴらごぼうを作ってる。
出かけないまま一日が終わった。でも今日は目標だった蔵書票を作り上げたからいい日だった。今きんぴらごぼうを作ってる。昨日は自分で作った煮物がおいしすぎてごはんをおかわりしてしまった。一日に一個でもいいことがあるとうれしいな。そう思えることもうれしい。時間をなぞるように暮らすのが楽しい。さてイタリア語の宿題の続きをやろう。イタリアでは接続法は小学校で習うらしい。うむむ。
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