2010.03.31 Wednesday

東京国立近代美術館で小野竹喬展を観てきました

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    今日は仕事を休んで、小野竹喬展に行く心づもりをする
    朝から洗濯2回して、炊事もして、ちょっと片付けて、牛乳も取り込んで出かける

    国立近代美術館に行くのは4年ぶりくらいになる
    そのときは札幌に住んでいて藤田嗣治展が見たくて前まで行ったのだけれど、長蛇の列(最終日だったか)でそれを見ただけで気が萎えて、都会はすごいねえといって旦那様と引き返した記憶がある(その後藤田嗣治展を見に広島に旅をした)

    平日の昼間なのでそんなに混んではいなかったけれど、油断すると絵が見えなくなるほどに人が集り、そうかと思うと誰もいない絵ができたりして、人の動きを見ながらランダムな観覧をした

    明治からの画業を集めた作品は伝統的な細かい緻密な描写の掛け軸から始まった
    これは長谷川等伯のときも同じで、安土桃山時代も明治も(きっと昭和の画家も)同じ伝統的な技術習得が習わしになっているということなんだろう
    その後屏風に大きく島並や山村を描いたりして、スケールが大きく、紙面よりもテーマを持て余すほどの作風になる
    私は大きな絵が好きなのだけれど、これらの屏風の絵ははみ出すほどにぴちぴちに描かれていて、どちらかというと空間を重視する日本画とはかけ離れたものだった
    しかし次第に、構図に力を感じるようになった
    技術や緻密さよりも構図がすばらしく、小さい画面でもダイナミズムを感じるようになる

    大先生に対して失礼な意見だと思うけれど、構図に目をつけるようになってこの画家はかなり画力が上がったのではないかと思う
    晩年になると泊を使った絵も少しあったけれど、全体的に色つけは少なく、シンプルな塗り重ねと、美しいバランスのとれた色使い、そして考え尽くした構図という組み合わせが素晴らしく、今日仕事をさぼってでも来てよかったと思わせる作品が多かった

    技術ではなく構図、という私にないものを思い知り、今後の自分の方向性を見た気がした
    70歳、80歳を超えても精力的な活動をしていて、私などまだ半分じゃないかと、失望と希望を同時に手に入れた感じがした

    福田平八郎と並んで画力のある画家だけれど、私も今回初めて知ったのが恥ずかしい
    もう亡くなったとはいえ、これからもっと知名度を上げて欲しいと思う画家のひとり


    7月からのイタリアの旅でたくさんの絵を描いてきたいという気持ちになってきた
    今日も海、波、島、池など水辺の絵がたくさんあり、かなり勇気づけられた

    展覧会の帰りに道をわたると皇居のお堀がすぐそこにあり、桜も少し咲いていて、柳も若芽が少し出ていて、小野竹喬の絵を見た直後には格好のモチーフであったが、空腹を抱えては力が入らないと気が乗らず、ぶらぶら歩いて大手門まで行ってしまった
    このあたり大きな会社のビルが多く立ち並び、右手にはお堀それを超えると皇居というなんとも東京の中心らしい景色が続き、やはり空腹で散歩にも力が入らず
    偶然見つけた地下のお蕎麦屋で鴨せいろをいただき、生き返ったという心地のまま結局うちに帰ってきてしまった
    それを差し引いても今日の展覧会は心の中で気を引き締めるようななにかを手に入れた気がする

    2010.03.30 Tuesday

    毎日寒い

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      昨日も今日も寒かった
      夏の暑さを夢見るようなことはないけれど、
      寒さが緩んでくれるといいなと思う

      2010.03.29 Monday

      海があったから

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        須賀敦子全集の1巻を読む
        帰りもまた寝てしまった

        ナポリについてのくだりではたと思い立つ
        なぜ私たちがナポリだったのか

        海があったから
        そう、海があったから



        2010.03.28 Sunday

        人形町PIZZA DA BABBOに行ってきました

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          今日は水天宮に行きました
          友達が3人も出産間近で、こりゃなんだろうと思ったらやっぱり水天宮
          ということで安産のお守りを買いに行きました

          しかし、安産祈願の前に空腹に襲われ、人形町PIZZA DA BABBOへ
          こぢんまりとしたお店でいい感じ
          ピッツァのランチセットはスープ付きで950円
          お店の中にピッツァを焼く釜があり本格的です

          スープは小さいけれど、白菜のスープで濃厚で美味しかった
          もっと飲みたい!

          ピッツァはナポレターノにしました
          アンチョビ、バジル、モッツァレラです
          おいしかった
          あっという間になくなっちゃった
          最後の2切れは、辛い味のオリーブオイルをかけていただく
          ああ、もっと早くかけてもよかった
          オイルが濃厚で刺激的でおいしい
          もし行かれる方は早めに試して楽しんでください

          その後追加で抹茶のティラミスとエスプレッソを注文
          エスプレッソはやや薄かったがまあご愛嬌

          アイスクリームも自家製みたいなので次回は試したい
          というわけで、また行きたい、是非行きたい
          水天宮にはそうそう用事はないだろうけど、また行きたい

          PIZZA DA BABBO
          日本橋人形町2−21−1
          島村ビル1F
          03−3666−2777
          月曜日が休みのようです
          日曜日もランチやってます
          是非どうぞ


          2010.03.27 Saturday

          伊園旬「ブレイクスルートライアル」を読みました

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            伊園旬著
            「ブレイクスルートライアル」
            宝島社文庫
            562円(税別)

            第5回このミス大賞受賞作。
            ちょっとこの触れ込みにだまされた感じ。

            前半は面白かった。主人公門脇と友達の丹羽がセキュリティを突破するイベントに参加するまでの経緯が書かれていて、ふむふむなかなか面白そうだった。しかし後半になって、違う参加者の人の話が混じるようになり、読んでいるこちらの集中力が散漫になってくる。いくつかグループがあり視点が章によってどんどん変わる。人の名前が出てくるまで誰について書かれているのか分からなくって、なんとももどかしい。また角度を変えて書くのは良いけれど、時間が行ったり戻ったりでこのあたりもイライラ。
            生体認証とか警備ロボットも目新しいものでもなく普通。この際SF的に作っちゃえばよかったのにとか思うほど。
            物語の伏線もそのあとにすぐ出てきたりして、前と最後がつながる的な遠いものでもなく、読んでいて訴える感じがしなかった。結局あのキャンピングカーの中でIT的な補助をしていた人はどうしたんだろう・・・

            2010.03.26 Friday

            最後のランチ、そして開幕初勝利

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              帰りの電車の中で
              本を読みながら
              寝てしまった
              日吉まで行っちゃったかと思った

              お昼は今月でやめてしまう同僚とランチ
              3人とも行ったことのないところに
              ということで初めて入る韓国料理のお店
              石焼ものを頼んで3人でふーふー
              はーはー言いながら食べる
              これでこのメンバーでのランチも最後
              まだ淋しいという実感がない

              桜はちょっとお休み
              それくらい寒いこの頃
              雨も絶え間ない

              今日オレンジをもらった
              2つ
              とても良い香り
              食べるの持ったない

              そして今日は重要なセ・リーグの開幕の日
              帰ってきたら横浜に1点リードされていた
              あれよあれよと3点のリードを許す
              安藤はあまり調子が良くないようだし
              城島もなんだか緊張しているように見える

              たとえ負けていても
              選手たちが動いているのはいいなあと
              開幕の度に思う

              そんな感慨に浸っていると
              鳥谷の四球から金本、新井(変なヒット)、城島と
              続き、いっぱい点が入る
              こんなうれしい展開があっていいのだろうかと
              うれしくもあり心配になった
              最後は藤川で締める理想の展開
              城島のヒーローインタビューも良かったぞ
              開幕初勝利
              明日も楽しみ

              2010.03.25 Thursday

              イタリア語衰退、か?

              0
                今日は外国語学校の卒業式だった
                全13ヵ国語で85名といっていたかな
                そのうちイタリア語の卒業生はわたしとR嬢のみ
                えーーーー、ふたりぃ??
                あんなにいっぱいいたのに
                んでもって、今あの学校でイタリア語を学んでいる人は39名
                他の語学よりも少なかった
                ちょっとさみしかった
                その後の懇親会+スタバでお茶の間、R嬢とふたりで
                ふたりだよーと言い続けていた
                ふたりとももう一人いると思っていたからだ

                2010.03.24 Wednesday

                明日は卒業式

                0
                  Domani mi laureo la scuola di lingua italiano.
                  Sono frequentata alla scuola da due anni.
                  Secondo me, ho studiato l'italiano tanto...

                  2010.03.23 Tuesday

                  イタリアのホテルにメール、そして返事

                  0
                    春になり空気が濃くなっているような気がする
                    香水や、服や、シャンプーの残り香みたいなのを歩道に感じる

                    昨日イタリアのホテルにメールを出した
                    夜の10時頃だったか
                    イタリアはきっと昼間の3時くらい
                    すぐに返事が来た

                    7月にホテルを予約したいことを書いて、
                    イタリア語の外国学校を今週卒業することも書いた

                    返事には、部屋があることの他に
                    私の卒業を喜んでくれて、今度あったら英語でもない、日本語でもない、
                    イタリア語で話をしましょうと書いてあった
                    うれしく何度も読んだ

                    はじめてホテルに行った時からマリアテレサはいた
                    いつもフロントの仕事をしていて、話し相手になってくれていた
                    お互いたどたどしい英語で話していたのだけれど
                    去年はイタリア語で、ときに英語でという会話

                    Procida島にある小さなホテル
                    私の愛する鹿児島のおりはし旅館と重なるホスピタリティ
                    今年も行けるんだ
                    連続で行くなんてほんとうれしい
                    私の新しい第一歩
                    待ち遠しい

                    2010.03.22 Monday

                    今日買った本 3月22日

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                      今日は靴を買いに銀座へ
                      靴を買う間にあまりの空腹に日比谷線で酔ってしまい即お蕎麦屋へ
                      鴨南ばんをいただく
                      おつゆにゆずが入っていて良い香り
                      あっという間に食べちゃった
                      猫の鳴き声のする蕎麦屋だった

                      運良くリーガルは空いていた
                      靴をすぐ決めて、その後銀座、築地、また銀座と放浪し、
                      福家書店にたどり着く
                      そうだ!須賀敦子だ!と思って河出文庫を探す

                      須賀敦子全集 第1巻(河出文庫)
                       私はこの人のことをほとんど知らない
                       イタリアに長く住んでいたようだ
                       イタリア人の男の人ペッピーノと結婚していた
                       ペッピーノは須賀さんより早く死んでしまった
                       須賀さんは翻訳家のようだ
                       これくらい
                       この全集は10巻まであるので、じっくり読んで、須賀敦子を掘り下げていきたい


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