2009.10.31 Saturday

10月最後の日に考えること

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    今日で10月も終わり。なんか時間がたつの早い。
    ちょっとはイタリア語勉強したし、映画もたくさん見たし、ある程度仕事もしたし、それなりに悩んだし、本も読んだし、ご飯も作ったから、困るほど時間を無駄には使っていないけれど、なんか振り返るとあちこち穴が開いてるような気がしてならない。
    日本シリーズ始まった。ドラフトも終わり、とうとうこれが最後の大勝負。どうなるかな。最後を考えるよりもイニングの打者3人ずつ位を考えながら見るのが楽しい。
    そう、こうして「今」の時間が楽しんでいればいいじゃないかと思い始めた。
    2009.10.30 Friday

    カズオ・イシグロ「浮世の画家」を読みました

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      浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)
      カズオ・イシグロ著
      浮世の画家
      ハヤカワepi文庫
      720円(税別)

      今日読み終わって、読み始めたときと読み終わったときとぜんぜん違う印象の本だった。読み始めたときは先日どこかの日記で書いたけれど、戦後のことを書いていたり、家族とのことを書いたりと、なんとなくその感じが谷崎潤一郎と似ていると思っていた。だけれど、読んでいてだんだん話が分からなくなる。たいていは思い出話なんだけれども、横道に逸れる。それがちょっと前だったり、昔の話だったり、新たなる人物の紹介だったりする。そういう逸れ方は嫌いじゃないんだけれども、もし自分が友達と話しているならば、「で、さっきのあれはどうなったの?」と聞きたくなるネタが多い。小さなもやもやを残しつつ、お話は進んでいく。このあたりは読まされているというか上手なテクニックで書いている感じがする。
      結末というか最後のページになって、あれという気になる。黒田さんはなんで逮捕されたの?とか、信太郎とは決別した理由は?、なんでモリさんに破門されたんだっけ?とか、カメさんはなぜ急に怒り出したのか?とか、実は肝心なところがぜんぜん分からない。分からなくしてある。私が読んでて眠くなっちゃったところに書いてあるのかと思ったが、その割にはなぞが多すぎる。解説に同じことが書いてあったからほっとしたんだけど、しかし疑問が解決できるわけでもなかった。もしかしてSF的要素をはらんでいて、小野先生は自分が思っている世界とは違う世界(それはちょっとだけずれているだけの)に着地してしまったのではと疑ってしまうほど。なんでだろ。
      2009.10.30 Friday

      今月最後だな、プール3

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        今日は400M

        (平25+クロール25)×4
        ウォーキング
        平100
        クロール100
        ウォーキング

        あまりにも少なめなスイミングだけど、
        無理せず運動しようと思いあえて
        どんなに行きたくないなあと思っても
        プールについて水に入ると来て良かったなあと思う
        2009.10.29 Thursday

        今日買った本 10月29日

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          今日は本を買うつもりなかったんだけど、買ってしまった
          本を探している途中で、職場に出すはずの郵便物を出さずに出てしまったことに気が付く

          いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか (講談社プラスアルファ新書)
          いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」(講談社+α新書)大屋洋子
           私は20代女性でもないし
           40代男性でもないけれど
           なんかこの不思議な取り合わせに興味があって
           探していたんだけどなかなか見つからず
           今日寄った虎ノ門書房で見つけてしまい
           本を買うことにした次第なのです

          世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)
          穂村弘「世界音痴」小学館文庫
           ならばということで、これも選ぶ
           ときどきこのなよなよ穂村さんを読みたくなる
           すぐ読んでしまわないようにしたい

          真鶴 (文春文庫)
          川上弘美「真鶴」文春文庫
           穂村さんとかなかり距離があるように思う川上弘美
           違う?
           表紙が新潮文庫みたいなのに文春文庫
           全然関係ないけど、イタリアで折り紙で鶴を折った
           イタリアに鶴はいないらしく、それを説明するのが大変だった
           絵を描いた
           きっと日本人だったら鶴だと分かってくれると思うんだけど、
           イタリア人に差し出した私の絵はまるで中居画伯であった
           がーん
           鹿児島で読もうかな
          2009.10.28 Wednesday

          イタリア映画「湖のほとりで」"La ragazza del lago"を観てきました

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            最近映画三昧です
            本日は銀座で「湖のほとりで」"La ragazza del lago"を観てきました
            本日もイタリア語のお友達S嬢とです

            物語はサスペンス仕立てなんですが、登場人物の人間ドラマが全体に張り巡らされていて、見ていて見ごたえありました
            やや殺人の動機に疑問があったり、科学捜査がいい加減だとか、警部の精力的な聴取とか、警部の人柄とかたくさん議論の余地があり、見終わったあとも楽しかった

            映画を見終わって、築地(すっかり観光地化されていてびっくりした)で定食を食べながら、その後も勝鬨橋を渡って、引き返して、有楽町のスタバに行って、その間もずっと映画の話をしておりました
            先週の「バーリア」との比較、過去のイタリア映画との比較、イタリア人について、イタリア語についてと話が尽きませんでした
            最後は「遺体」の代名詞の話になり終了
            なかなか有意義な議論の時間でした

            さあ、次はどんな映画、どんなイタリア映画を見るか楽しみー


            湖のほとりで [DVD]
            湖のほとりで
            2009.10.27 Tuesday

            トイレの電球が切れた台風の夜

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              昨日の深夜トイレの電球が切れる
              なんかのお知らせ?
              なにかの身代わり?
              いずれにしろ交換
              こういうときに替えがない
              外は台風
              そんな夜でした

              電車の中でカズオ・イシグロを読む
              翻訳の本
              著者になぞはあるけれどそれは読み終えてのお楽しみとしよう
              読んでいて心地よい感じ
              文も会話も物語の流れも
              谷崎潤一郎みたいなのだ
              なぜだろう
              読んでいくとなにか分かるかなあ

              今日も明日も仕事休み
              なんか幸せ
              外はぽかぽか
              台風行っちゃったから
              昼寝しようかなあ
              イタリアの人はそうなんだもんなあ
              それが毎日なんだ
              なんか不思議ぃ

              そうそう金星は自転(実はしてないのではなく、ゆっくり、だった)と公転の方向が逆なんだって
              太陽が西から昇るらしいよ
              二酸化炭素が増加して温暖化して水がひあがったということだから、地球も同じ運命をたどるかもね
              ということは、人間の努力はすべてを回避することはできなくて、ちょっとした抵抗という程度なんだろうか
              地球そのものを調べるだけでなく、他の星を調べると地球のことも分かるのかと始めて実感
              隣の星なのに案外知らないことだらけ
              うーむ
              目がさえて来た
              2009.10.26 Monday

              金星、小さな男の子、そしてアナコンダ

              0
                金星が自転していないと旦那様に聞き、びっくりする
                昨日からそれについて考えている
                今朝、小さな男の子が水溜りを覗き込んで、中には電気が通ってるみたいなことをいっていた
                おばあちゃんは軽く無視してたけど
                さっきNHK衛星でアナコンダの生態について紹介していた
                水の中に住んでいるようだ
                体の中で卵を産んで、育てて、水の中に小さな蛇を出産していた
                小さな蛇は生まれたら自分で生きていけるそうだ
                なんてたくましい
                今日は金星とアナコンダについてもっと調べないと
                2009.10.25 Sunday

                蒲田のニーハオで、相席について考えた

                0
                  昨日のお昼なに食べようかと旦那様と協議。
                  学芸大のステラにするか、地元の店を開拓するか、自由が丘はなあ・・・となり、結局蒲田に行く。というのは久しぶりにニーハオに行きたくなり、餃子を食べたくなったから。
                  お店はちょうど席が埋まるくらいの混み具合で、ご老人と相席させてもらう。次のお客さんも他のご老人と相席になっていた。
                  焼き餃子と、にんにくの芽と豚肉の炒め、白ご飯、チャーハンをいただく。いつ来てもうまい。大変満足。
                  食べながら相席について考える。今まで相席になったお店はどこだったか。新宿のとんかつ王ろじ、神保町のスヰートポーヅ、他にもあったなあ。なんか古いお店ばかり。でもいっぱいですと断られるよりぜんぜんよくて、いやなら並んで待っていればいいだけで、そのあたりやっぱ自分のおなかと相談。なんかいい感じのお店ばかりだったねえと思い出す。
                  自分が頼んだものを待っている間に一緒の席の人が何か食べてるってとってもおなかすくよねえ。そういえばフィレンツェの食堂でも相席だった。
                  2009.10.24 Saturday

                  アレクサンドル・デュマ「三銃士」(上・下)を読みました

                  0
                    アレクサンドル・デュマ著
                    生島遼一訳
                    「三銃士」(上・下)
                    岩波少年文庫

                    映画「スラムドッグ・ミリオネア」を見たときに三銃士のクイズが出てきて、そういえば三銃士について何にも知らないなあと思ったのが読書のきっかけ。
                    確か三銃士のあと一人は誰みたいな問題だった。ダルタニアンじゃない?って思った。なんとダルタニアンは三銃士ではなかった。
                    ダルタニアンは三銃士の後輩というか友達で、いつしか4人は固い絆で一緒に行動することになる。
                    で、問題はこの物語がなにかの物語の抜粋であるということ。つまりこの岩波少年文庫版は三銃士そのものではなさそうなのだ。本当はもっともっと長いらしい。
                    そしてもうひとつ。これは訳した時代が古いのか生島氏のカラーなのか、とても言葉遣いが古い。近所の奥さんが誘拐されたとき、そのだんなさんはダルタニアンに「妻がかどわかされた」と報告する。まるで江戸時代。そうしたくだりがいくつもあるし、武士の心意気的な発言もあったりして、フランスではなく日本の物語のようなトリップぶり。この少年文庫は中学生以上ということになっているのだけれど、ついてこれるかどうか心配になる。案外大人だけが引っかかるポイントなのかもしれないけど。
                    1625年の王とお妃と枢機卿の勢力争いのお話。もっとフランスの歴史について知っておけばまた奥の深い読み方ができただろうとつくづく思う。とまあ、今回はここで満足。

                    三銃士〈上〉 (岩波少年文庫)
                    三銃士〈上〉 (岩波少年文庫)

                    三銃士〈下〉 (岩波少年文庫)
                    三銃士〈下〉 (岩波少年文庫)
                    2009.10.24 Saturday

                    東京国際映画祭でイタリア映画「バーリア」を観てきました

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                      昨日東京国際映画祭でジュゼッペ・トルナトーレ監督の「バーリア」を観てきました。事前にチケットを買って行ったので安心。満席でした。
                      以前イタリア語教室でご一緒させていただいていたS嬢と見にいったんですが、見終わって「どうだった?」と聞かれてうなってしまった。聞き返したらこれまた返事なし。ふたりで考えながら言葉を探してしばらく席にたたずみまして、最後に劇場をあとにした次第です。
                      まずですね、長いです。2時間40分です。大阪に着いちゃうぞ。
                      舞台はイタリア、シチリア島です。時代は第二次世界大戦が始まるか最初のほうだと思います。戦争の混乱、政治の混乱を描いているんですが、子供が多く出てくるのであまり悲壮感がない。全編を通して貧乏(これはイタリアからは引くことのできないテーマ)だけれど、子供たちはとっても元気に楽しく生きている。
                      あとでS嬢と語ったんですが、日本の作る戦争映画とはぜんぜん違って、自分の中にのめりこむ悲壮感みたいな感じはない。それはベニーニの「ライフ・イズ・ビューティフル La vita e' bella」でも感じる。吉永小百合の「母べえ」は悲惨すぎる。
                      んまあ、なんでこんなにあれこれ考えなくちゃならなかったかというと、お互いにイタリア語の先生に見に行くっていっちゃったから、きっとどうだった?って聞かれるだろうという大きな宿題があったから。日本語で何時間語ったところで、これをイタリア語で伝えなくちゃいけないという大使命を抱えていると、ついつい話が大暴走するか、横道に逸れるの繰り返しで、2時間くらい検討。
                      さて、来週私は先生に伝えることができるか・・・


                      Baaria
                      Baaria
                      Ennio Morricone
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