2009.02.28 Saturday
池波正太郎「剣客商売 春の嵐」を読み終わりました
池波正太郎著
「剣客商売 春の嵐」
新潮文庫
昨日は雨が雪に。どんどん雪片は大きくなり、本格的に降り始めた。積もることもなく、午前と午後にまたがって降って、また雨に戻る。ハムストリングを痛めたことだしおとなしくうちにこもることにして剣客商売の10巻を手に取る。
今回は珍しくひとつ話。全部が続いていて、大二郎を名乗る男の連続殺傷事件を追う。徳川の御三家、御三卿と家老をめぐる勢力争いに巻き込まれる。いまの日本の政治も大変な嵐。人の命こそ失われていないが(表面上?)ののしりあい足の引っ張り合いの数々。いつの世も同じ。そして食べ物のおいしさも同じ。元長に行ってみたい。
夜になって雨がやむころにまた一冊読んでしまった。
2009.02.26 Thursday
池波正太郎「剣客商売 狂乱」を読み終わりました
池波正太郎著
「剣客商売 狂乱」
新潮文庫
雨の日だと歩きながら本を読めないことに気がつく。がっかり。
いつもは階段で行っていたのだけれど、最近ずっとエスカレーターで上がれる地下鉄の出口があることを発見し、改札を出てその出口まで読みながらずっと歩くことが多くなった。なかなか楽しい。
さて、剣客商売。今日気がついたのだけれど、これって探偵小説、と。事件が起きる、それに首を突っ込んだり、巻き込んだりして、解決していく。決してハッピーエンドではないけれど、決着していく。短い物語の連続。それがひとつの大きな時代劇を形成していく。そのワールドを眺めているのが楽しい。そしてもうひとつ。おなかがすく。この人たちしょっちゅう食べたり、お酒飲んだりしている。こちらは空腹を抱えていることもあり、お酒がそんな強いわけでもないのに、その世界に飛び込んで馳走になりたくなる。池波正太郎、罪な人。
2009.02.26 Thursday
ハムストリングよ、プール4
今日も600
なんと泳ぎ始めたらハムストリングにぴきっと痛みが・・・
きちんと準備運動はしたんだけどなあ
平だのクロールだのバックだの 50M×8
ウォーキング
平だのクロールだの 50M×4
ウォーキング
今日も人は少なめ
小雨も降っていたし、ここのところ寒いから
明日も泳いだら肉離れになっちゃうかなあ
なんと泳ぎ始めたらハムストリングにぴきっと痛みが・・・
きちんと準備運動はしたんだけどなあ
平だのクロールだのバックだの 50M×8
ウォーキング
平だのクロールだの 50M×4
ウォーキング
今日も人は少なめ
小雨も降っていたし、ここのところ寒いから
明日も泳いだら肉離れになっちゃうかなあ
2009.02.24 Tuesday
美術館という特別な空間のポール・ボキューズ
昨日の続き。ポール・ボキューズ。
もう時間が遅かったので(2時くらい?)外でちょっとだけ待って、席に案内してもらおう。レストラン全体が円になっているので、まずは円の縁から案内しているようで、歩いていて楽しい。みんなが楽しそうに曲線を描いて食事をしている。
ふと周りを見渡すとほとんどの人が同じものを食べている。ポトフ。なぜか。今2周年記念でランチが安くなっている。しかし安いランチはメニューが選べず。それがポトフ。
せっかく美術館の中という特別な空間で、ポール・ボキューズなのにみんなで給食みたいな同じものって、と違和感を感じる。ちょっと考えて、自分の食べたいものを食べることにした。でもアラカルトは怖いのでプリフィックスランチコース。
私の選んだメニューはこちら。
グラスシャンパン
前菜
本日のスープ カリフラワーのスープ
メイン
ガンバス海老のポワレ リゾット ソース アメリケーヌ
デザート
"ムッシュ ポール・ボキューズ"のクレーム・ブリュレ
カプチーノ
スープ、濃厚でした。うわーん、おかわりしたかった。フランスパンと一緒にいただいて満足。
エビも、ソースも、リゾットも味が濃くて、満足。最後はちょっとくどかったけど、それは私がゆっくり食べすぎたせいだな、きっと。
クレーム・ブリュレはバニラたっぷり。熱かったらうれしかった。
カプチーノ。何気なく頼みましたが、いいマシンを使っているようで泡が強くて(簡単には消えない)コーヒーも濃厚で、甘いブリュレによくあいました。
1500円のつもりでやってきましたが、食べたいものを食べたいだけ食べて、予想以上の金額と満足度で、再来を誓いました。
働いている人もきびきびしていていい感じ。
これが美術館という組み合わせという空間の特別を楽しみました。展覧会の時間を過ぎても食事が楽しめるというのですから、今度は夜の真空の時間に行ってみたいぞ。
もう時間が遅かったので(2時くらい?)外でちょっとだけ待って、席に案内してもらおう。レストラン全体が円になっているので、まずは円の縁から案内しているようで、歩いていて楽しい。みんなが楽しそうに曲線を描いて食事をしている。
ふと周りを見渡すとほとんどの人が同じものを食べている。ポトフ。なぜか。今2周年記念でランチが安くなっている。しかし安いランチはメニューが選べず。それがポトフ。
せっかく美術館の中という特別な空間で、ポール・ボキューズなのにみんなで給食みたいな同じものって、と違和感を感じる。ちょっと考えて、自分の食べたいものを食べることにした。でもアラカルトは怖いのでプリフィックスランチコース。
私の選んだメニューはこちら。
グラスシャンパン
前菜
本日のスープ カリフラワーのスープ
メイン
ガンバス海老のポワレ リゾット ソース アメリケーヌ
デザート
"ムッシュ ポール・ボキューズ"のクレーム・ブリュレ
カプチーノ
スープ、濃厚でした。うわーん、おかわりしたかった。フランスパンと一緒にいただいて満足。
エビも、ソースも、リゾットも味が濃くて、満足。最後はちょっとくどかったけど、それは私がゆっくり食べすぎたせいだな、きっと。
クレーム・ブリュレはバニラたっぷり。熱かったらうれしかった。
カプチーノ。何気なく頼みましたが、いいマシンを使っているようで泡が強くて(簡単には消えない)コーヒーも濃厚で、甘いブリュレによくあいました。
1500円のつもりでやってきましたが、食べたいものを食べたいだけ食べて、予想以上の金額と満足度で、再来を誓いました。
働いている人もきびきびしていていい感じ。
これが美術館という組み合わせという空間の特別を楽しみました。展覧会の時間を過ぎても食事が楽しめるというのですから、今度は夜の真空の時間に行ってみたいぞ。
2009.02.23 Monday
国立新美術館に加山又造展を見に行ってきました
今日は雨の東京。月曜日で雨ならば人も少ないだろうと、かねてから計画の加山又造展に行って参りました。
幸い地下鉄千代田線乃木坂駅は国立新美術館に直結しておりますので、雨に濡れることなく行くことができました(実際はチケット売り場が外にあったが・・・)。
今日の目的はもう一つあって、美術館の中にある不思議な位置のレストラン、ポール・ボキューズ。12時過ぎに偵察に行くと外に10人以上並んでいた。2時くらいなら大丈夫かともう一度1階に戻る。
さて、加山又造。大分県出身の日本画家。2004年に亡くなってしまった。どうして加山又造を見に行きたかったというと、この人がどういう画業を残したのかをあまり知らなかったから。桜だっけ?いや龍も描いてたよなあ?と適当な記憶だった。
今回は年代別、画風の時代を区切って展示していた。とてもわかりやすい。洋画のようなキュービスム、花鳥風月がテーマの大きな日本画、大胆な裸婦、水墨画、最後には着物や陶器の展示。
見ていて思ったのは、きっと新しい試みをするときにはこの人にとって挑戦となったであろうということ。特にこれだけの巨匠となるとだれかの追随とか真似とかそういう次元では新しい絵を描かないだろうから、もしあの裸婦をなにかの展覧会に出したとすれば、皆が驚だろうし、いい悪いの評価もあっただろう。今でこそあれを見ても腰を抜かすことはないけれど(似たような絵がいっぱいあるから)、あの時代を作ったとあれば、切り開くという感じかもしれない。
かと思えば、古典的な日本画、きらびやかな日本画(金銀多用)、水墨画ありで、時代の羅列が、インパクトの羅列でもあり、見ていてとても楽しかった。疲れない展覧会って久しぶりかも。ほんと楽しかった。角を曲がるのが楽しみ。次はなんだ、次はどんな。
もう一つ加山又造の好きなところは、大きな作品が多いところ。六曲一隻や100号くらいの大きな絵が数多く、迫力もある。全面に金箔があり、輝いている。小さくまとまらないという掛布の言葉があるけれど、本当にそういう画家だなあと思う。
日本画の原点を改めて考えつつ、ポール・ボキューズへ・・・。
加山又造展
国立新美術館
2009年1月21日〜3月2日
(あと1週間)
幸い地下鉄千代田線乃木坂駅は国立新美術館に直結しておりますので、雨に濡れることなく行くことができました(実際はチケット売り場が外にあったが・・・)。
今日の目的はもう一つあって、美術館の中にある不思議な位置のレストラン、ポール・ボキューズ。12時過ぎに偵察に行くと外に10人以上並んでいた。2時くらいなら大丈夫かともう一度1階に戻る。
さて、加山又造。大分県出身の日本画家。2004年に亡くなってしまった。どうして加山又造を見に行きたかったというと、この人がどういう画業を残したのかをあまり知らなかったから。桜だっけ?いや龍も描いてたよなあ?と適当な記憶だった。
今回は年代別、画風の時代を区切って展示していた。とてもわかりやすい。洋画のようなキュービスム、花鳥風月がテーマの大きな日本画、大胆な裸婦、水墨画、最後には着物や陶器の展示。
見ていて思ったのは、きっと新しい試みをするときにはこの人にとって挑戦となったであろうということ。特にこれだけの巨匠となるとだれかの追随とか真似とかそういう次元では新しい絵を描かないだろうから、もしあの裸婦をなにかの展覧会に出したとすれば、皆が驚だろうし、いい悪いの評価もあっただろう。今でこそあれを見ても腰を抜かすことはないけれど(似たような絵がいっぱいあるから)、あの時代を作ったとあれば、切り開くという感じかもしれない。
かと思えば、古典的な日本画、きらびやかな日本画(金銀多用)、水墨画ありで、時代の羅列が、インパクトの羅列でもあり、見ていてとても楽しかった。疲れない展覧会って久しぶりかも。ほんと楽しかった。角を曲がるのが楽しみ。次はなんだ、次はどんな。
もう一つ加山又造の好きなところは、大きな作品が多いところ。六曲一隻や100号くらいの大きな絵が数多く、迫力もある。全面に金箔があり、輝いている。小さくまとまらないという掛布の言葉があるけれど、本当にそういう画家だなあと思う。
日本画の原点を改めて考えつつ、ポール・ボキューズへ・・・。
加山又造展
国立新美術館
2009年1月21日〜3月2日
(あと1週間)
2009.02.21 Saturday
なにをするということもなく
今日はなにをするということもなく一日をすごす
Non ho fatto niente oggi.
試験前はあんなにしたいことがいっぱいあったはずなのになあ
Non ho fatto niente oggi.
試験前はあんなにしたいことがいっぱいあったはずなのになあ
2009.02.20 Friday
池波正太郎「剣客商売 隠れ蓑」を読み終わりました
池波正太郎
「剣客商売 隠れ蓑」
新潮文庫
480円(税込み)
友だちに一式借りた(正確には持って帰らせられた・・・)剣客商売シリーズ。昔途中まで読んでいたのでだいたいこの辺までは読んだだろうと当たりをつけて7巻から読み始めた。
基本的に父、妻、息子、嫁の4名に加えた街の人々、お侍のみなさんという構成なので、読み始めたらすぐにいろいろと思い出して、そうだったそうだったとすぐに池波ワールドに飛び込めた。
東京には坂がいっぱいある。坂には名前が付いている。東京の街を歩くとその坂の名前の由来が書かれた標識?が立っている。暗闇坂とか綱坂とかそういうのを読むのが楽しく、池波小説を読んでいて坂の名前が出てくるとわくわくする。知ってても知らなくても。自分が歩いたこの坂を江戸の人も歩いたのだ。つながるつながる。もっと江戸のことを知りたくなる。
今日北の大地の友だちから恩田陸「ユージニア」を読んだというメールが来た。私も読んだ。読んだはずだ。どんな話だっけ?全然思い出せない。なんとこのブログにも読み終わった記録なし。どうも書きそびれたようだ。致し方なく本を引っ張り出し、パラパラめくるが、いまいち思い出せない。読んでたときはとっても面白かったはずなんだけど。読み終わって2ヶ月くらい経ってるけどその程度だったってこと、か、な?
それにつけ谷崎潤一郎「細雪」とか「その名にちなんで」とか印象深い。思い出してもぐっと来る。
そう、この間、はっとしたことがあった。私は三島由紀夫の豊饒の海四部作を読むことが目標だった。というは達成できないと思っていたから。だけど、読んじゃった。読んじゃったら三島シリーズの目標を失ってしまった。そういうこともあるんだなあ。まだ読んでない本たちを見てみて、今後の読書方針を立てなきゃ。あと松本清張もそうだなあ。今年は生誕100年で出版社が盛り上げてくれそうだから、こちらも読んでない本を調べてみよう。
今年はイタリアの旅行するから、イタリアで読む本を選んでおかないとなあ。ああ、楽しい読書生活。あの本もあの本も買いたいぞ。ああ、わくわくする読書生活。
ユージニア (角川文庫)
恩田 陸
細雪 (上) (新潮文庫)
谷崎 潤一郎
その名にちなんで (新潮文庫)
ジュンパ ラヒリ
春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)
三島 由紀夫
点と線 (新潮文庫)
松本 清張
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