2006.08.31 Thursday
八月末日のランチと、帰り道の地震
今日のランチは・・・今日もタイ料理
今日はひとりだったので、お一人様用のカウンターへ
キッチンの真ん前で、背中で調理の音を聞きながら本を読んで待つ
これってなんか幸せよ〜
今日の帰り道、急に道の両側にあるシャッターががたがたがたと音を立てて、なんだろう、風かな、もしかして竜巻?、いや風は感じなかったなあ、なんだろう、もしかしてもしかして地震?、でも揺れを感じなかった、なんて思いながら駅について地下鉄を待っていたら「地震の影響で遅れています」ってアナウンス
やっぱ地震だったのかあ
札幌の時はそんなに地震怖くなかったけど、やっぱこっちは回数が多いからねえ、心配だよね
今日で8月も終わりかあ
まあとりあえず人生の夏休みは終了して、晴れ晴れとした気分である
毎日忙しいとこれまで悩んでいたくだらない数々のことがどこかにいってしまった
だいたいそんなことに気を止めている時間がない
次々といろいろなことがやってくるし、ご飯も食べなくちゃいけないし、天気を気にしないといけないし、野球を見る時間もないくらい
こういうのってすごく普通のことで、とってもいいことだ
今がちょうどいい感じだ
今日はひとりだったので、お一人様用のカウンターへ
キッチンの真ん前で、背中で調理の音を聞きながら本を読んで待つ
これってなんか幸せよ〜
今日の帰り道、急に道の両側にあるシャッターががたがたがたと音を立てて、なんだろう、風かな、もしかして竜巻?、いや風は感じなかったなあ、なんだろう、もしかしてもしかして地震?、でも揺れを感じなかった、なんて思いながら駅について地下鉄を待っていたら「地震の影響で遅れています」ってアナウンス
やっぱ地震だったのかあ
札幌の時はそんなに地震怖くなかったけど、やっぱこっちは回数が多いからねえ、心配だよね
今日で8月も終わりかあ
まあとりあえず人生の夏休みは終了して、晴れ晴れとした気分である
毎日忙しいとこれまで悩んでいたくだらない数々のことがどこかにいってしまった
だいたいそんなことに気を止めている時間がない
次々といろいろなことがやってくるし、ご飯も食べなくちゃいけないし、天気を気にしないといけないし、野球を見る時間もないくらい
こういうのってすごく普通のことで、とってもいいことだ
今がちょうどいい感じだ
2006.08.30 Wednesday
明日で最後ですよ、といわれたナンタコス
今日はひとりでランチ
さてどこに行こう
雨がちらり
まあそういうのは気にしない
本も読みたいからモスに行こうか
ご飯のメニューがあったなあ
今日はあれをためそう
カウンターでメニューを見る
レジ係はたぶん店長さん
疑問が浮かぶ
ご飯のメニューはどんぶりですか?
と聞くと
奥から器を持ってきて説明してくれた
なかなかいい感じの器だ
しかし、なんか気分じゃない
どうしようかなあ
パンにするか?
ナンって気分でもないんだよなあ
こちらは明日で最後です
そういえばそう書いてあったなあ、在庫だけですって
本が読みたいから手をベトベトにしたくないんだよなあ
(とはいえないな・・・)
ちょっと食べにくそうですね
というと(全然食べる気してなかったのだが)
フォークとナイフで食べると食べやすいですよ
女性の方はそういう方が多いです
男性の方もときにおられますよ
ほほー、フォークとナイフか
ここでなんか心が揺らぐ
食べる気なかったのに
きっとこの人の説明にぐっときたのだ
なんつうか、うまく誘ってくれたって感じ、
それと、うまく食べるコツを教えてくれたって感じだ
私アボカド好きなのよね
よしこれにしよう
じゃあ、アボカドのセットにしてください
こういうところがモスの好きなところなのよね
押しつけない感じ
食べてみると、ナンタコス・アボカドおいしかった
アボカドが濃厚だったし、パンもよい
具の味も濃くて、山ぶどうのスカッシュをごくごく行ける感じよ
フォークとナイフの使い心地もよく、私ってこんなに上手でしたっけと思った
本もたっぷり読みましたし
またひとりのときにきますね〜
さてどこに行こう
雨がちらり
まあそういうのは気にしない
本も読みたいからモスに行こうか
ご飯のメニューがあったなあ
今日はあれをためそう
カウンターでメニューを見る
レジ係はたぶん店長さん
疑問が浮かぶ
ご飯のメニューはどんぶりですか?
と聞くと
奥から器を持ってきて説明してくれた
なかなかいい感じの器だ
しかし、なんか気分じゃない
どうしようかなあ
パンにするか?
ナンって気分でもないんだよなあ
こちらは明日で最後です
そういえばそう書いてあったなあ、在庫だけですって
本が読みたいから手をベトベトにしたくないんだよなあ
(とはいえないな・・・)
ちょっと食べにくそうですね
というと(全然食べる気してなかったのだが)
フォークとナイフで食べると食べやすいですよ
女性の方はそういう方が多いです
男性の方もときにおられますよ
ほほー、フォークとナイフか
ここでなんか心が揺らぐ
食べる気なかったのに
きっとこの人の説明にぐっときたのだ
なんつうか、うまく誘ってくれたって感じ、
それと、うまく食べるコツを教えてくれたって感じだ
私アボカド好きなのよね
よしこれにしよう
じゃあ、アボカドのセットにしてください
こういうところがモスの好きなところなのよね
押しつけない感じ
食べてみると、ナンタコス・アボカドおいしかった
アボカドが濃厚だったし、パンもよい
具の味も濃くて、山ぶどうのスカッシュをごくごく行ける感じよ
フォークとナイフの使い心地もよく、私ってこんなに上手でしたっけと思った
本もたっぷり読みましたし
またひとりのときにきますね〜
2006.08.29 Tuesday
今日のランチはタイ料理、また
今日のランチは先々週行ったタイ料理屋さん
12時過ぎに行ったんですがぎりぎり座れてセーフ
今日は鶏肉と唐辛子炒めとご飯と目玉焼き+スープ+サラダ+デザート=750円
冷房に冷やされて体が冷たかったので、辛いものがうれしい
スプンでお肉とご飯を混ぜ混ぜして、むしゃむしゃ食べて、おいしいだった
12時過ぎに行ったんですがぎりぎり座れてセーフ
今日は鶏肉と唐辛子炒めとご飯と目玉焼き+スープ+サラダ+デザート=750円
冷房に冷やされて体が冷たかったので、辛いものがうれしい
スプンでお肉とご飯を混ぜ混ぜして、むしゃむしゃ食べて、おいしいだった
2006.08.28 Monday
土曜日の深夜の消防車
土曜日の深夜のことでした
消防車がサイレンを鳴らしながらうちのそばを通過
もう一台通過
なんだか案外近くで止まった感じ
おいおい、火事?
そんなときは
http://www.city.kawasaki.jp/84/84sirei/saigai/index.htm
で確認できるのですよん
(他の市はどうなっているか不明)
別にどこで火事が起こっているか知ったところで駆けつけるわけでもなし、火事場泥棒でもないんですが、なんか知ることでちょっと安心するのです
川崎市民のみなさま、ご活用くださいませませ
消防車がサイレンを鳴らしながらうちのそばを通過
もう一台通過
なんだか案外近くで止まった感じ
おいおい、火事?
そんなときは
http://www.city.kawasaki.jp/84/84sirei/saigai/index.htm
で確認できるのですよん
(他の市はどうなっているか不明)
別にどこで火事が起こっているか知ったところで駆けつけるわけでもなし、火事場泥棒でもないんですが、なんか知ることでちょっと安心するのです
川崎市民のみなさま、ご活用くださいませませ
2006.08.27 Sunday
今日の出来事
今日スーパーで買物してました
パン売り場におりましたら、お母さんと小学生くらいの男の子がやってきた
ママはパンを選んでいる
そしてパンの種類を尋ねます
「チョコにする?クリームにする?」
「うーん、チョコ」
「クリームにしようか」
「チョコ」
「クリームね」
だったら聞かなきゃいいのになあとちょっと思ったのでした
パン売り場におりましたら、お母さんと小学生くらいの男の子がやってきた
ママはパンを選んでいる
そしてパンの種類を尋ねます
「チョコにする?クリームにする?」
「うーん、チョコ」
「クリームにしようか」
「チョコ」
「クリームね」
だったら聞かなきゃいいのになあとちょっと思ったのでした
2006.08.26 Saturday
8月26日 今日買った本 ノンフィクションの夏だ!
先週も新宿の紀伊国屋に行ったけどなにも買わなかったので、今日は新宿の紀伊国屋で本を買いました
最初に選んだのは
トルーマン・カポーティ著
「冷血」
新潮文庫
この本は1965年に書かれた、ってことはもう40年前なんですね
この人がどんな人か全然知らないんですが、ノンフィクションが読みたくて買いました
次に選んだのは
魚住直子著
「非・バランス」
講談社文庫
数年前に映画を見たんですよね
友達をつくらない中学生の女の子の話
前から買おうと思っていたんだけど、なんとなく気分が乗らなくて購入に至らず
今ならなんとなくそういう中学生を受け入れられそうな気がして、ね
ふと目にとまった、
久保博司著
「新宿歌舞伎町交番」
講談社文庫
帯には「日本で最も多忙で最も危険な交番」って書いてありました
確にねえ
どう考えても忙しそうだ
これもノンフィクション
あともう少しなにかほしいなと思って、
セルジュ・ブリュソロ著
「ペギー・スー ii蜃気楼の国へ飛ぶ」
角川文庫
一巻を読んだのが8月4日でした
ペギー・スーの旅はまだ続くようですが、どうやって目の魔法が使われるのか分からずじまい
気になっていて、今日2巻を買いました
最近また読書が通勤のお供になってきてたいへんうれしい
自分の知らない本をどんどん読んで、どんどん豊かな人間になっていきたいわ
最初に選んだのは
トルーマン・カポーティ著
「冷血」
新潮文庫
この本は1965年に書かれた、ってことはもう40年前なんですね
この人がどんな人か全然知らないんですが、ノンフィクションが読みたくて買いました
次に選んだのは
魚住直子著
「非・バランス」
講談社文庫
数年前に映画を見たんですよね
友達をつくらない中学生の女の子の話
前から買おうと思っていたんだけど、なんとなく気分が乗らなくて購入に至らず
今ならなんとなくそういう中学生を受け入れられそうな気がして、ね
ふと目にとまった、
久保博司著
「新宿歌舞伎町交番」
講談社文庫
帯には「日本で最も多忙で最も危険な交番」って書いてありました
確にねえ
どう考えても忙しそうだ
これもノンフィクション
あともう少しなにかほしいなと思って、
セルジュ・ブリュソロ著
「ペギー・スー ii蜃気楼の国へ飛ぶ」
角川文庫
一巻を読んだのが8月4日でした
ペギー・スーの旅はまだ続くようですが、どうやって目の魔法が使われるのか分からずじまい
気になっていて、今日2巻を買いました
最近また読書が通勤のお供になってきてたいへんうれしい
自分の知らない本をどんどん読んで、どんどん豊かな人間になっていきたいわ
2006.08.26 Saturday
新宿の「叙々苑」に行ってきました
今日はかわいいめいに会ってきました
まだちっちゃくてちょっとしか動きません
泣きもしない
おとなしいやつでした
これからどんな人間になっていくのでしょう
誕生がうれしくもあり、心配でもあります
さて、その足で新宿へ
本当はとんかつ「王ろじ」に行きたかったのです
が、3時過ぎという中途半端な時間で昼休み
イタリアでは8時までお預けですが、日本には開いているお店がいっぱいあります
ありがたいことです
とんかつに振られ、
伊勢丹もいまいちだなあ
なんか高そうだ
うーん、どこで食べようか・・・
そこで目に入ったのが「叙々苑」、そう、焼き肉の有名店です
そういえば、川崎にカムバックしてきて一度も焼き肉食べてないっ!!
んじゃ、叙々苑じゃ
ってことで、レッツゴー叙々苑
牛タンねぎ塩、坪入りカルビ、ハラミ、ホルモン、キムチ盛り合わせ、ユッケビビンバ、ビールをいただきました
うまかったなあ
思い出したよ、焼き肉の味
一番おいしかったのはハラミだった
うまいうまいうまいうまいうまい
なんかいいってもいいぞ、うまいうまいうまい、うまいーーーーー
はっきりいってジンギスカンよりだいぶうまい、でした
まだちっちゃくてちょっとしか動きません
泣きもしない
おとなしいやつでした
これからどんな人間になっていくのでしょう
誕生がうれしくもあり、心配でもあります
さて、その足で新宿へ
本当はとんかつ「王ろじ」に行きたかったのです
が、3時過ぎという中途半端な時間で昼休み
イタリアでは8時までお預けですが、日本には開いているお店がいっぱいあります
ありがたいことです
とんかつに振られ、
伊勢丹もいまいちだなあ
なんか高そうだ
うーん、どこで食べようか・・・
そこで目に入ったのが「叙々苑」、そう、焼き肉の有名店です
そういえば、川崎にカムバックしてきて一度も焼き肉食べてないっ!!
んじゃ、叙々苑じゃ
ってことで、レッツゴー叙々苑
牛タンねぎ塩、坪入りカルビ、ハラミ、ホルモン、キムチ盛り合わせ、ユッケビビンバ、ビールをいただきました
うまかったなあ
思い出したよ、焼き肉の味
一番おいしかったのはハラミだった
うまいうまいうまいうまいうまい
なんかいいってもいいぞ、うまいうまいうまい、うまいーーーーー
はっきりいってジンギスカンよりだいぶうまい、でした
2006.08.25 Friday
刀削麺を食べに行きました
今日のランチは刀削麺
12時過ぎに行ったので激しく混んでいた
注文したのはねぎとチャーシューの刀削麺
熱くておいしい
しかし、刀削麺は太いからいっぺんにかき込むとか吸い込むとかっていう食べ方ができない
ゆっくり食べているうちにどんぶりの麺もお腹の中の麺も膨らんできてお腹がいっぱいになってきた
うーん、残念、残してしまった
これは女の人にはキツいなあ
お腹空いてるときにしかいけないなあ
12時過ぎに行ったので激しく混んでいた
注文したのはねぎとチャーシューの刀削麺
熱くておいしい
しかし、刀削麺は太いからいっぺんにかき込むとか吸い込むとかっていう食べ方ができない
ゆっくり食べているうちにどんぶりの麺もお腹の中の麺も膨らんできてお腹がいっぱいになってきた
うーん、残念、残してしまった
これは女の人にはキツいなあ
お腹空いてるときにしかいけないなあ
2006.08.24 Thursday
東京国立博物館「若沖と江戸絵画展」を観てきました
今日はかねてから念願の「若沖と江戸絵画展」に行ってきました
場所は上野の東京国立博物館
私、ここに始めていったんですが、平成館というでっかい建物がありまして、いつこんなのできたんだっけ?
この展覧会今月の27日まで
そう、あと数日で終わってしまうんですねえ
まだ平日だからそうでもないと思うんですが、といってもたいへん混んでおりました
あの目玉であります、若沖のタイルのような象の絵はまったくもってチラリズムでありまして、まるで通勤電車の中で絵を鑑賞しているかのような状況でした
で、この展覧会、思ったよりもいい展覧会だったんですが、なんといっても若沖が有名になりすぎてまして、若沖の絵とそうじゃない絵は見ている人の熱心さに違いがあったように追います
どんなところがよかったかというと、江戸時代の17世紀から20世紀までを5期に区切って日本画の変遷を紹介しています
前の時代の人の表現を踏まえて、まねをしたり、あえて脱出したりして、より日本画が発達しています
繰り返しと挑戦が日本画の世界を育ててきたんですが、んじゃ現代の日本画はどうなんだろうとちょっと考えてしまいました
現代の日本画たちはどんな努力と挑戦をしているのでしょうか
すべてアメリカ人のジョー・プライスという人のコレクションでして、この人の財力もすごいですが、案外分かりやすい作品が多くて、自分の好きなものを選んでいるように思えます
鑑定団を見すぎているせいか、うんちくやネームバリューで選びがちな凡人に反して、日本的なものを感覚的に選んでいること、自分の好みに正直に惜しみなくお金を使っている当たりたいへんうらやましい人物であります
いまこうしてブログを書きながら作品の数々を思い返すに、素人が見ても分かりやすい作品が多かったように思います
鳥が美しい
動物がおもしろい
色をたくさん使っていてカラフル
物語が語られている
白黒の対比がいい
迫力のある筆使い
構図がおもしろい
画家が実験している
見たこともない動物(虎)の絵を見て真似して描いている
絵が生き生きとしている
動物や人物の目力がある
おばけがこわい
という感じです
きっとこの展覧会を見た人ならば分かってくれると思います
残念だったのはたいへん混んでおりまして、屏風のような大きな作品さえも全体を見渡すことができなかったということです
やはり構図は全体を見て鑑賞したいですよね
うまい画家というのは見ている人を唸らせるような構図を表現していることがあります
しかし人垣の間からではそれが分からない
もちろん画集からでは迫力すらうかがえない
これはたいへん残念でした
また芸術作品が商売の道具になっていまして、Tシャツやら文房具などになっていまして、なんかちょっと悲しかった
しかもまた売店の混んでいること、混んでいること
商魂たくましい平成の現代人を江戸時代の画家たちは一体どう思っているでしょう
展覧会は平成館の2階でやっているのですが、1階でおもしろい催しをやっていました
企画展示「親と子のギャラリー『プライスコレクション 若沖と江戸絵画』−あなたならどう見る?ジャパニーズ・アート−」です
こちらは無料です
ある意味こっちの方がおもしろかったかも
日本画を難しく勉強するのではなく、プライスさんがなぜこの絵を気に入っているのかという理由を読んで、自分ならばどう見るかを考えるというものです
おもしろかったのは未完成の絵があるんです
途中まで色が塗ってあるんですが、それ以外は下描きのままです
どうやって作品を作るのが分かるし、これからどうやろうとしてたのかを想像できるんです
日本画の画材についても少し説明してます
日本画を少しだけ知っている私としてはもうちょっと突っ込んで説明してほしかったなあ(絵の具が石の粉であることは説明してあるんですが、その先どうやったらドロドロの絵の具が出来上がるのかを説明してほしかった)
こちらの企画展示は知らないで帰ってしまう人がほとんどだと思うので、それがもったいないなあと思うのです
たいへん丁寧に企画していますからこれからご覧になる方はぜひ1階もお忘れなく
場所は上野の東京国立博物館
私、ここに始めていったんですが、平成館というでっかい建物がありまして、いつこんなのできたんだっけ?
この展覧会今月の27日まで
そう、あと数日で終わってしまうんですねえ
まだ平日だからそうでもないと思うんですが、といってもたいへん混んでおりました
あの目玉であります、若沖のタイルのような象の絵はまったくもってチラリズムでありまして、まるで通勤電車の中で絵を鑑賞しているかのような状況でした
で、この展覧会、思ったよりもいい展覧会だったんですが、なんといっても若沖が有名になりすぎてまして、若沖の絵とそうじゃない絵は見ている人の熱心さに違いがあったように追います
どんなところがよかったかというと、江戸時代の17世紀から20世紀までを5期に区切って日本画の変遷を紹介しています
前の時代の人の表現を踏まえて、まねをしたり、あえて脱出したりして、より日本画が発達しています
繰り返しと挑戦が日本画の世界を育ててきたんですが、んじゃ現代の日本画はどうなんだろうとちょっと考えてしまいました
現代の日本画たちはどんな努力と挑戦をしているのでしょうか
すべてアメリカ人のジョー・プライスという人のコレクションでして、この人の財力もすごいですが、案外分かりやすい作品が多くて、自分の好きなものを選んでいるように思えます
鑑定団を見すぎているせいか、うんちくやネームバリューで選びがちな凡人に反して、日本的なものを感覚的に選んでいること、自分の好みに正直に惜しみなくお金を使っている当たりたいへんうらやましい人物であります
いまこうしてブログを書きながら作品の数々を思い返すに、素人が見ても分かりやすい作品が多かったように思います
鳥が美しい
動物がおもしろい
色をたくさん使っていてカラフル
物語が語られている
白黒の対比がいい
迫力のある筆使い
構図がおもしろい
画家が実験している
見たこともない動物(虎)の絵を見て真似して描いている
絵が生き生きとしている
動物や人物の目力がある
おばけがこわい
という感じです
きっとこの展覧会を見た人ならば分かってくれると思います
残念だったのはたいへん混んでおりまして、屏風のような大きな作品さえも全体を見渡すことができなかったということです
やはり構図は全体を見て鑑賞したいですよね
うまい画家というのは見ている人を唸らせるような構図を表現していることがあります
しかし人垣の間からではそれが分からない
もちろん画集からでは迫力すらうかがえない
これはたいへん残念でした
また芸術作品が商売の道具になっていまして、Tシャツやら文房具などになっていまして、なんかちょっと悲しかった
しかもまた売店の混んでいること、混んでいること
商魂たくましい平成の現代人を江戸時代の画家たちは一体どう思っているでしょう
展覧会は平成館の2階でやっているのですが、1階でおもしろい催しをやっていました
企画展示「親と子のギャラリー『プライスコレクション 若沖と江戸絵画』−あなたならどう見る?ジャパニーズ・アート−」です
こちらは無料です
ある意味こっちの方がおもしろかったかも
日本画を難しく勉強するのではなく、プライスさんがなぜこの絵を気に入っているのかという理由を読んで、自分ならばどう見るかを考えるというものです
おもしろかったのは未完成の絵があるんです
途中まで色が塗ってあるんですが、それ以外は下描きのままです
どうやって作品を作るのが分かるし、これからどうやろうとしてたのかを想像できるんです
日本画の画材についても少し説明してます
日本画を少しだけ知っている私としてはもうちょっと突っ込んで説明してほしかったなあ(絵の具が石の粉であることは説明してあるんですが、その先どうやったらドロドロの絵の具が出来上がるのかを説明してほしかった)
こちらの企画展示は知らないで帰ってしまう人がほとんどだと思うので、それがもったいないなあと思うのです
たいへん丁寧に企画していますからこれからご覧になる方はぜひ1階もお忘れなく
| 1/4 pages | >>
- Selected Entries
-
- 八月末日のランチと、帰り道の地震 (08/31)
- 明日で最後ですよ、といわれたナンタコス (08/30)
- 今日のランチはタイ料理、また (08/29)
- 土曜日の深夜の消防車 (08/28)
- 今日の出来事 (08/27)
- 8月26日 今日買った本 ノンフィクションの夏だ! (08/26)
- 新宿の「叙々苑」に行ってきました (08/26)
- 刀削麺を食べに行きました (08/25)
- 妹は母に、姉は伯母に (08/25)
- 東京国立博物館「若沖と江戸絵画展」を観てきました (08/24)
- Categories
-
- iPhone (17)
- イタリア (101)
- イタリア・フィレンツェ2018 (19)
- イタリア・フィレンツェ2019冬 (11)
- イタリア・プローチダ2012 (53)
- イタリア・プローチダ2013 (3)
- イタリア・プローチダ2016 (8)
- イタリア・プローチダ2017 (26)
- コンピュータ (5)
- タイ (10)
- ハワイ2014 (5)
- リハビリ (4)
- 育てる (288)
- 泳ぐ (222)
- 音楽 (27)
- 学ぶ (83)
- 観る (409)
- 広島 (11)
- 撮る (46)
- 食べる (292)
- 創る (108)
- 鍛える (3)
- 読む (963)
- 日記 (2356)
- 描く (37)
- 編む (418)
- 旅する (65)
- Archives
-
- March 2024 (18)
- February 2024 (29)
- January 2024 (29)
- December 2023 (29)
- November 2023 (23)
- October 2023 (29)
- September 2023 (30)
- August 2023 (24)
- July 2023 (23)
- June 2023 (28)
- May 2023 (29)
- April 2023 (29)
- March 2023 (31)
- February 2023 (25)
- January 2023 (29)
- December 2022 (29)
- November 2022 (24)
- October 2022 (31)
- September 2022 (24)
- August 2022 (24)
- July 2022 (23)
- June 2022 (26)
- May 2022 (32)
- April 2022 (8)
- March 2022 (2)
- February 2022 (13)
- January 2022 (16)
- December 2021 (19)
- November 2021 (18)
- October 2021 (14)
- September 2021 (14)
- August 2021 (22)
- July 2021 (18)
- June 2021 (14)
- May 2021 (17)
- April 2021 (20)
- March 2021 (25)
- February 2021 (24)
- January 2021 (22)
- December 2020 (20)
- November 2020 (26)
- October 2020 (24)
- September 2020 (25)
- August 2020 (29)
- July 2020 (25)
- June 2020 (28)
- May 2020 (23)
- April 2020 (14)
- March 2020 (15)
- February 2020 (16)
- January 2020 (20)
- December 2019 (12)
- November 2019 (14)
- October 2019 (18)
- September 2019 (16)
- August 2019 (17)
- July 2019 (9)
- June 2019 (17)
- May 2019 (15)
- April 2019 (14)
- March 2019 (14)
- January 2019 (17)
- December 2018 (9)
- November 2018 (17)
- October 2018 (22)
- September 2018 (13)
- August 2018 (16)
- July 2018 (16)
- June 2018 (25)
- May 2018 (22)
- April 2018 (26)
- March 2018 (23)
- February 2018 (16)
- January 2018 (23)
- December 2017 (24)
- November 2017 (22)
- October 2017 (26)
- September 2017 (24)
- August 2017 (31)
- July 2017 (20)
- June 2017 (25)
- May 2017 (27)
- April 2017 (20)
- March 2017 (16)
- February 2017 (18)
- January 2017 (25)
- December 2016 (17)
- November 2016 (11)
- October 2016 (17)
- September 2016 (18)
- August 2016 (25)
- July 2016 (17)
- June 2016 (26)
- May 2016 (27)
- April 2016 (21)
- March 2016 (15)
- February 2016 (13)
- January 2016 (17)
- December 2015 (18)
- November 2015 (22)
- October 2015 (25)
- September 2015 (23)
- August 2015 (22)
- July 2015 (20)
- June 2015 (24)
- May 2015 (22)
- April 2015 (13)
- March 2015 (20)
- February 2015 (23)
- January 2015 (30)
- December 2014 (16)
- November 2014 (11)
- October 2014 (17)
- September 2014 (20)
- August 2014 (21)
- July 2014 (21)
- June 2014 (26)
- May 2014 (29)
- April 2014 (23)
- March 2014 (31)
- February 2014 (27)
- January 2014 (30)
- December 2013 (27)
- November 2013 (30)
- October 2013 (31)
- September 2013 (31)
- August 2013 (26)
- July 2013 (22)
- June 2013 (29)
- May 2013 (31)
- April 2013 (30)
- March 2013 (31)
- February 2013 (28)
- January 2013 (31)
- December 2012 (28)
- November 2012 (31)
- October 2012 (32)
- September 2012 (30)
- August 2012 (42)
- July 2012 (12)
- June 2012 (31)
- May 2012 (35)
- April 2012 (35)
- March 2012 (41)
- February 2012 (31)
- January 2012 (32)
- December 2011 (28)
- November 2011 (27)
- October 2011 (20)
- September 2011 (16)
- August 2011 (43)
- July 2011 (45)
- June 2011 (39)
- May 2011 (33)
- April 2011 (27)
- March 2011 (33)
- February 2011 (32)
- January 2011 (34)
- December 2010 (41)
- November 2010 (34)
- October 2010 (33)
- September 2010 (36)
- August 2010 (36)
- July 2010 (35)
- June 2010 (33)
- May 2010 (33)
- April 2010 (32)
- March 2010 (31)
- February 2010 (30)
- January 2010 (37)
- December 2009 (31)
- November 2009 (31)
- October 2009 (33)
- September 2009 (26)
- August 2009 (41)
- July 2009 (39)
- June 2009 (43)
- May 2009 (32)
- April 2009 (29)
- March 2009 (31)
- February 2009 (34)
- January 2009 (31)
- December 2008 (30)
- November 2008 (33)
- October 2008 (32)
- September 2008 (37)
- August 2008 (35)
- July 2008 (39)
- June 2008 (32)
- May 2008 (35)
- April 2008 (32)
- March 2008 (32)
- February 2008 (30)
- January 2008 (31)
- December 2007 (34)
- November 2007 (37)
- October 2007 (33)
- September 2007 (45)
- August 2007 (62)
- July 2007 (51)
- June 2007 (56)
- May 2007 (44)
- April 2007 (33)
- March 2007 (32)
- February 2007 (30)
- January 2007 (32)
- December 2006 (31)
- November 2006 (34)
- October 2006 (32)
- September 2006 (31)
- August 2006 (37)
- July 2006 (45)
- June 2006 (24)
- Recent Comment
-
- 昨日買った本
⇒ りさ (02/09) - 昨日買った本
⇒ ゆみのすけ (02/09) - 一本儀:山下酒店
⇒ 管理人 (12/13) - 一本儀:山下酒店
⇒ 木佐貫 公紀 (12/13) - Bose QuietComfort 3 を修理した
⇒ JEFF (07/20) - 「レーベルゲートCD2 を iTunes に取り込む」のその後。
⇒ Procida@管理人 (12/21) - 「レーベルゲートCD2 を iTunes に取り込む」のその後。
⇒ N mama (12/20) - 無事帰国
⇒ ciao (09/12) - 無事帰国
⇒ ks8951 (09/12) - 明日咲きます。
⇒ ぼん (08/27)
- 昨日買った本
- Recent Trackback
-
- 横浜中華街 広東料理「愛群」(あいちゅん)へ
⇒ 簡単料理レシピで家庭料理レシピは完璧! (04/13) - 天皇杯準決勝 浦和レッズvs鹿島アントラーズ in 国立競技場
⇒ サンケイスポーツ応援ブログ!!【楽しいサンケイスポーツ情報】 (04/12) - 新宿の愛するすき焼き屋「伊吹」へ (写真付き)
⇒ 雑学大全 〜出張版〜 (04/10) - イアン・ソープが引退したことを思い出した、プール1
⇒ 一押しスポーツニュース (04/01) - 修学旅行のメッカだった、安芸の宮島
⇒ ネットでめぐる世界遺産 (01/31) - どんと焼きってすごい、そして多くの友達との再会について
⇒ The Bar Flow (01/15) - 早慶戦なのか、慶早戦なのか
⇒ 東京六大学野球@東京六大学野球応援席 (01/13) - カレーうどんはたいへん熱い
⇒ どーでも動画【youtube】 (01/10) - WOWOWの映画「ネバーランド」を観ました
⇒ 楽天らくらくショッピング (01/10) - 試写会「あるいは裏切りという名の犬」を観てきました
⇒ kaoritalyたる所以 (01/07)
- 横浜中華街 広東料理「愛群」(あいちゅん)へ
- Recommend
- Recommend
- Recommend
- Recommend
- Links
- Search this site.
- Mobile