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2011.04.19 Tuesday

旅で読んだ本

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    イタリアに持って行って読んだ本について書きます。

    中島京子著
    「ハブテトルハブテトラン」
    ポプラ文庫
    飛行機の中でぼけーっとしたり映画を見ていたりしたんだけど、起きる時間になって(一応飛行機では昼間と夜の時間が作られる)本を読み始めた。すると面白くて引き込まれる。パリのシャルル・ド・ゴール空港の待合ロビーでもずっと読んでいた。そういえば、ロビーでは本を読んでいる人、ガイドを読んでいる人、新聞を読んでいる人(待合ロビーではヨーロッパ各国の新聞がただで置いてある)が周りにたくさんいて静かに過ごせた。もちろんずっと電話しているイタリア人もいた(これは仕方がない)。
    「はぶてる」は広島弁。私の地方でも使う。物語の中でむくれるという説明がしてあったと思う。たしかにそんな感じなんだけど、使用頻度が大変高かった記憶あり。本人にも直接確かめるときに使ったりして(「ハブテトルノ?」みたいに)案外親しみやすい言葉なんだ。
    物語は小学生の男の子が東京の学校でのトラブルが原因でちょっと間広島の田舎の学校に移り、祖父母と生活するという物語。子供向けの物語のようではあるけれど、おとなになって読むとぜんぜん違う感じ方なんじゃないかと思う物語だった。こどもって強い。大人が思っている以上に強い。むしろ大人が弱い。最後の解説も良かった。最近ずっと岩波少年文庫を読んでいる流れで子供向けの文学に触れることが多いから共感できることも多かった。とてもいい本だった。


    森博嗣著
    「キラレ×キラレ」
    講談社文庫
    前作の「イナイ×イナイ」を読んだ記憶が全然ない。しかも本棚にない。北の友に貸しているのだろうか。とにかくもう一度読む必要があるが、森博嗣シリーズはシリーズが進んでいかないと分からないことが多いのでいいかなって気もしてきた。

    角田光代
    「八日目の蝉」
    昔、角田光代を読んだことがある。あまりに詳細な描写に苦しくなった。確か妹を持つ姉が主人公でいい加減な妹にイラッとする姉の話だった。あまりにもリアルで自分のことのようなのだ。だからあまり近づかないようにしていたのだ。けれど、この映画の宣伝を見たらすごく面白そうでとうとう買ってしまった。イタリアのホテルで午後から夜にかけてずっと読んでいた。今の時期日没が夜の8時くらいだから時間の間隔が狂ってくる。電気をつける暗さになるまで読んでいた。篠田節子のような、桐野夏生のような、女の生々しい物語だった。でも前にいだいていたリアルな感じとはちょっと違って、創り上げた物語の輪郭をなぞるように浮き上がらせるという感じだった。自分が赤ん坊を抱いて逃げている間隔にならなくてよかったとつくづく思う。あっという間に読ませられた感じだった。書くことがより上手になったのかもしれない。おもしろかった。でもなんだか落ち込んだ。「ハブテトルハブテトラン」を残しておけばよかった・・・。

    穂村弘著
    「短歌の友人」
    こちらは読みかけ。穂村さんの真面目な本だったのでちょっとびっくりして半分のまま。



    コメント
    イナイ×イナイはうちに来てます。
    先週やっと読んだのです。すまぬ。
    • ゆみのすけ
    • 2011.04.20 Wednesday 12:54
    コメント&連絡ありがとう。
    おもしろかった?
    • ciao
    • 2011.04.20 Wednesday 17:32
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